リーゼ・マイトナーさんの甥、オットー・フリッシュさんの自伝に出てくる科学者(70)クオークの父:M・ゲル-マンさん

▼フリッシュさんの自伝でゲル-マンさんはクオークの提唱者で紹介されている。
▼サイクロンの登場によって、原子を作るやつ、というか、もの、というか、素みたいなのがたくさんあることが分かってきた。分かってきたことは、分からなくなったということでもある。ストレンジネスという名前の粒子があることからもそれが伝わる。
▼新しく出てきた粒子をファミリーに分けてそのひとつにバリオンbarryonsというのがある。「そのひとつの解釈は、アメリカの理論家のミュレイ・ゲル-マンによる提案であり、バリオンは三種類のクオークquarksから作られているというものである」(p.234)

マレー・ゲルマン Murray Gell-Mann 1929-2019
1929年、ニューヨーク生まれ。ユダヤ人。
教育
1939年(10才)WWII
1943年(14才)Columbia Grammar & Preparatory School卒業。
1945年(16才)WWII終戦
1948年(19才)イェール大学でB.Sc.(物理学)。
1951年(22)マサチューセッツ工科大学でPh.D.(物理学)。指導教員はヴィクター・ワイスコフさん。
活動
1951年(22才)IASプリンストン高等研究所でポスドク研究員。
1952年(23才)イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で客員研究教授(1953年まで)。
1953年(24才)コロンビア大学で客員准教授。
1954年(25才)シカゴ大学で准教授(1955年まで)。 ストレンジネス理論strangeness theory、八道説eightfold way theoryを発表。
1955年(26才)カリフォルニア工科大学で教授(1993年まで)。結婚。弱い力の理論theory of weak interactionsの研究を進める。
1958年(29才)ファインマンさんと共同研究開始。
1959年(30才)アメリカ物理学会からダニー・ハイネマン賞を受賞。米国科学アカデミーNAS会員。
1964年(35才)クォーク模型を提唱。
1969年(40才)ノーベル物理学賞受賞(素粒子の分類およびその相互作用に関する発見)
1992年(63才)再婚。
2019年(90才)サンタフェの自宅で死去。

▼師匠・弟子・関係筋
師匠
■ ヴィクター・ワイスコフ Victor Weisskopf 1908-2002
弟子
□ ケネス・ウィルソン Kenneth Wilson 1936-2013 1982年、ノーベル物理学賞を受賞(相転移に関連した臨界現象に関する研究)。
関係筋
■ リチャード・ファインマン Richard Feynman 1918-1988

※オットー・フリッシュ著 松田文夫訳 「何と少ししか覚えていないことだろう-原子と戦争の時代を生きて-」 吉岡書店、2003年。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B2%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%B3
https://en.wikipedia.org/wiki/Murray_Gell-Mann#cite_note-nobelprize-59
https://www.nobelprize.org/prizes/physics/1969/gell-mann/biographical/