カドミウムCdの発見者 F・シュトロマイヤーさん

カドミウムと言えば毒性を連想する人は多いのではないだろうか。日本ではイタイイタイ病を引き起こす原因になった物質である。イタイイタイ病は岐阜県神岡鉱山の製錬で使われた廃水が川に流され、川下で飲料や稲作・耕作に使われた結果、体内蓄積して毒性が現れたもの。性質が明らかになるに従い、産業用途も広がった。カドミウムを見つけたのはドイツの化学者シュトロマイヤーさん。ブンゼンバーナーで有名なブンゼンさん(7月9日参照)の師匠である。

フリードリヒ・シュトロマイヤー Friedrich Strohmeyer 1776-1835
ドイツの化学者

1776年、ドイツの中央部の都市ゲッティンゲン生まれ。父はゲッティンゲン大学の薬学教授。
1800年(24才)化学と薬学をゲッティンゲンとパリで学んだ後、ゲッティンゲン大学からMDを取得。
ゲッティンゲン大学に入り、後に教授になる。弟子にロベルト・ブンゼンがいる。

発見
1817年(41才)ハノーファー公国の薬局の監督長官のとき。炭酸亜鉛の化合物を調べる過程でカドミウムを発見。つまり薬品の研究をしているときに新物質が存在している可能性に気づき、うまく単離ができてそれがカドミウムだった、という流れ。元素ハンティング的方法とは異なる。実務者に訪れたセレンディピティ。

名前の由来
二つの説がある。
・フェニキアの神話に出てくる王子の名前でギリシアの地名でもあるカドムスにちなんで命名説。
・ギリシャ語で菱亜鉛鉱を意味するカドメイア Kadmeia にちなんで命名説。

https://en.wikipedia.org/wiki/Friedrich_Stromeyer
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%92%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC#:~:text=%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%92%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC%EF%BC%88Friedrich%20Strohmeyer,%E3%81%AB%E3%82%AB%E3%83%89%E3%83%9F%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%82%92%E7%99%BA%E8%A6%8B%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%89%E3%83%9F%E3%82%A6%E3%83%A0#:~:text=%E3%82%AB%E3%83%89%E3%83%9F%E3%82%A6%E3%83%A0%EF%BC%88%E8%8B%B1%3A%20cadmium%EF%BC%89%E3%81%AF,%E3%81%AE%E9%87%91%E5%B1%9E%E5%85%83%E7%B4%A0%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82